スーパー9Cr鋼材溶接 実用化段階へ

耐熱・耐食・高温強度鋼材であるスーパー9Cr鋼(9Cr−1Mo鋼)は自硬性が高く割れやすいので、溶接について超高難度鋼材として知られています。
これまで日本ニューロンでは、高精度の予熱管理に加え新たに工法開発したGTAW・GMAWのハイブリッド溶接により溶接歪を極限まで抑えることに成功しており、このたび厚さ80mm材の突合せ溶接(t80×OD550)でRT1類合格。溶接品質の高さを実証しました。
 

 ◆担当溶接士のコメント
<大西 雅行:37歳 溶接歴18年 ボイラー溶接士、WES2級他取得>
<前口 賢:37歳 溶接歴18年 ボイラー溶接士、非破壊PTレベル1他取得 >
「難易度の高いスーパー9Cr溶接の品質再現性は、もちろん各種データ管理が根幹だが、それだけではない。視覚聴覚を研ぎ澄まし、溶け込み音や3手先のビードを意識・予測することにより成功率を上げることができる。今後もこのような高度な溶接に意欲的に取り組んでいきたい。」
 
(総務部 増田、梶原 記)
 
 
注 GTAW:ガスタングステンアーク溶接
  GMAW:ガスメタルアーク溶接

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