Structural design構造設計【2次元、3次元】
Stress analysis応力解析【有限要素法、配管用】
有限要素法を用いた数値シミュレーションにより、
これまでにない複雑な形状のベローズでも、疲労寿命を計算することができます。
試作したベローズは、疲労試験機により、亀裂が生じるまで繰返し伸縮させ寿命測定を行っています。そして、数値解析結果と実測との比較により、新形状ベローズの寿命予測式を確立していきます。
Metal analysis金属分析【成分・組織】
Ferrite scope (ferrite content measuring instrument)フェライトスコープ(フェライト含有量測定器)
ステンレス鋼でも金属中の*1フェライトにより腐食が誘起、促進されます。
フェライトスコープは、石油パイプライン、圧力容器等の溶接部又はスチールクラッドのデルタ・フェライト量を非破壊で測定することが出来ます。
測定範囲 | 0.1~80% |
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使用温度範囲 | 5~45℃ |
測定方法 | 電磁誘導方式 |
精度 | ±2% |
測定条件 | 最小面積(平面)φ2mm以上の面積 最小曲面φ2mm以上 |
寸法・質量 | W97×H177×D43mm 520g |
*1 フェライト(ferrite)
純度100%の鉄において911℃以下の温度領域にある鉄の相(組織)である。この領域において、鉄は体心立方格子構造をとる。αFe、α鉄(アルファてつ)ともいう。ラテン語の鉄『Ferrum』から由来している。
Leeb hardness testerリバウンド式硬度計
金属の硬さをHL(リーブ)、HB(ブリネル)、HRB(ロックウェルB)、HRC(ロックウェルC)、HV(ビッカース)、HS(ショア)、σb(引張強度)の単位で計測できます。また、インパクト方向補正機能により、上下左右斜めからの測定も可能です。製品を破壊することなく測定することができます。
形式 | LM-500 | |
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測定精度 | リーブ硬さ試験法 | |
測定範囲 | HLD | 200~960 |
HB | 30~651 | |
HRB | 13.5~100 | |
HRC | 19.8~68.5 | |
HV | 80~976 | |
HS | 26.4~99.5 | |
σb | 375~2639 | |
寸法 | 本体:高さ153mm・幅76mm・厚さD37mm インパクトデバイスケーブル長:約1.3m |
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重量 | 本体:約230g(電池を含む) インパクトデバイスDタイプ:約105g |
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規格 | GB/T 17394-1998 準拠/ASTM A956準拠 |
*リーブ硬さ試験
インパクトデバイスと呼ばれるセンサー部を測定箇所に接触させます。インパクトデバイスのチップを測定対象物の表面に落下させると、落下したチップは、測定物の表面で跳ね返ります。
リーブ硬さ計は、このチップの落下時と跳ね返り時に速度に応じて発生する誘導電圧を検知し、硬さを算出します。
Portable component analyzer携帯型成分分析計
分析対象物にX線を照射した際の蛍光X線スペクトルによって、元素の含有量を解析する分析装置です。装置を移動させての測定が可能で、リサイクルにおける試料分別・選別や、商品の受入検査・完成品検査・出荷検査等に使用されます。
型式 | Niton XL5 | |
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測定対象元素範囲 |
Ti(22)~Bi(83) 気体・揮発性・強磁性体物質を除く | |
原法/演算手法 | エネルギー分散型蛍光X線分析法/FP(ファンダメンタルパラメーター法) | |
本体部 | 測定視野 | 8mmφ/3mmφ(CCDカメラ内臓)に切替可能 |
X線発生部 |
高圧電源-体型ミニチュアX線管球Agターゲット(半透過型) (6~50KV max, 500μA max(電流値は自動可変),5W max) |
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表示部入力部 | 可動式カラー液晶タッチパネル(元素名,ppm/wt%,定性分析用) プロファイルなどを表示、11ヶ国語表示切替可能 PC接続による外部入力(遠隔操作) |
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出力部 | 有線・無線(Wifi,Bluetooth)通信(測定データをPCへCSV型式で出力可) | |
データ記憶部 |
最大約2万の測定データ 定量測定結果・定性分析用プロファイル・CCDカメラ画像を記録 |
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寸法・質量 | 208.17(D)x242.56(H)x67.90(W)mm/約1.36kg(バッテリー装着時) |
*蛍光X線
元素に特有の一定以上のエネルギーをもつX線を照射することによって、その物質を構成する原子の内殻の電子が励起されて生じた空孔に、外殻の電子が遷移する際に放出される特性X線です。
その波長は内殻と外殻のエネルギー差に対応します。
Helium leak detector実証試験
試作品や新製品の実証試験のため、疲労試験機で軸方向および軸直角方向に伸縮管を変位させ、高サイクルおよび低サイクル疲労寿命を測定します。 また、新製品の検証目的の他に、プラントの定期点検で取り外した伸縮管を疲労試験(破壊試験)し、残存寿命を調べることで、取り替えのタイミングを提案しています。
Helium leak detectorヘリウムリークディテクタ
ヘリウムリークディテクタはヘリウムガスを使った安全で扱いやすい漏れ検査装置です。
ヘリウムリークは各種漏れ検査の中で最も高精度に漏れ検査が行えます。
型式 | MSE-2403 |
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検出感度 | 10-13~100Pa・m3/s[He] |
検出ガス | 水素/ヘリウム |
分析管 | 270°偏向形(磁場偏向磁束密度0.17T) イットリアコートイリジウムフィラメント(2本内蔵) 温度補正付自動チューニング感度校正 |
真空系 | モレキュラードラッグポンプ(排気構造 70L/s) 非接触型構造ドライ真空ポンプ(250L/min) ピラニ真空計(2系統) |
テストポート | 最大圧力 1000Pa ヘリウム排気速度 3L/sa |
質量 | 本体 約96kg |
ヘリウムリークテストでは、1気圧で1cm3を占める量の空気が漏れるのに要する時間が約6000年という程の微少量(5×10-13Pa・m3/s)のリークも検出できます。リークテストとしては、もっとも微少な漏れを検出できる方法です。